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カラオケスナックによく行くというおじさま、
歌を聴いてみると、とても上手なので、なぜレッスンを受けようと思ったのですか?と聞くと、
「今どきのカラオケは点数が出るだろ?オレ、点数がちっともよくないのよ」とおっしゃる。

なるほど。
そもそも、カラオケの採点システムって、タイミングとピッチ(音程)が合っているかどうか、で決まりますよね?ゲームと一緒で、プログラムされているところにジャストに当たれば点数が高くなります。太鼓の達人がいい例かな?
採点システムもいろいろ改良されてきているので、表現力とかいって、ビブラートぽいものを解析する機能もあるようですが、まだまだ発展途上だと思います。

「先生は、すごい点数を出すんでしょ?」
なんてよく聞かれますが、いやいや、私なんか全然点数は低いですよ。
というかあまり採点システムを使ったことはないので、研究してみたい気持ちはありますが。
こう歌えば点数が上がる!とかね。(笑)

一応、冒頭のおじさまについて言えば、
とても声の出し方がスムーズで、音程もよく、表現力もあるのですが、
曲を正確に楽譜通りに歌っていない、ということが原因だと思われました。

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「楽譜なんか見ながらカラオケ歌う人いないでしょ?」
とおじさまは不思議そうに言います。
そう、たいていの人は、好きな曲を何度も聞いて覚えてしまうので、楽譜を使うことはほとんどありません。
ですが、そこが落とし穴!
聴いたままに歌っているつもりで、実はちょっと音程を間違って覚えていたり、リズムが違っていたりすることはよくあります。

昔話の朗読に例えて考えてみましょう。

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「むかし、むかし、あるところにおじいさんとおばあさんが暮らしていましたとさ。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に…」
というお話を、もしこのように覚えていたとしたら、どうでしょう?
「むかし、むかし、あるところにおじいさんとおばあさんが仲良く暮らしていました。おじいさんは山に芝刈りに、おばあさんは川に洗濯に…」

正直、こんな些細な違いは、聞いている人にとってはどうでもいいことですよね。
それより、イントネーションや、声色などを聞いて、朗読が上手か下手かを判断します。

ですが、機械は、このような些細な違いをすべて採点基準にしてしまうわけです。
だから、もともと覚えているメロディやリズムが、オリジナルと(というより採点の機械のプログラムと)違っていたら、どんなに気持ちを込めて歌ったとしても、点数は上がりませんよね。

そこで、このおじさまは、今楽譜を読むための練習を、
「楽譜が読めないのは損!」という過去記事に書いたような手順でがんばっています。

もともと歌心がある方なので、楽譜通りに正確に歌う、というスキルを身につけたら、きっとグンと点数が上がるだろうなと楽しみにしています。
カラオケの点数を上げたいと思っている方は、オリジナルに完璧に沿って歌っているかどうか、一度チェックしてみてくださいね。

でも、本音を言えば、機械にほめてもらうより、人間にほめてもらえるような歌を歌った方がいいと思うんですけどね…(笑)

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